こんにちは。湘南鷹取にある隠れ家のような癒し空間、「ひいろ鍼灸治療院」です。
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リラックスしながら根本改善を目指しませんか?
本日は巷でよく聞く「骨盤矯正」について書きました。
是非読んでいただき、知識をつけて健康リテラシーを上げてもらえたらと思います。
骨盤矯正は本当にできるのか?
〜骨盤の真実と科学的エビデンス〜
✅ はじめに
「骨盤矯正で体のゆがみを整えましょう」「開いた骨盤を引き締めて産後の体型を戻します」——街中やネットでよく見かけるフレーズですが、果たしてこれらの「骨盤矯正」は本当に可能なのでしょうか?
結論から言えば、「骨盤矯正」という言葉は医学的な用語ではありません。しかし、骨盤の一部には確かに“動く”関節があり、機能的にアプローチできる余地があるのも事実です。
このブログでは、
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骨盤とは何か
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骨盤矯正という言葉の正確な意味
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骨盤は本当に動くのか?
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骨盤の調整は医学的に可能なのか?
これらについて、科学的エビデンスを交えて解説します。
🦴 そもそも「骨盤」とは?
骨盤(pelvis)は、以下の骨の集合体です:
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左右の寛骨(腸骨・坐骨・恥骨)
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仙骨
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尾骨
これらが連結して、「骨盤環(pelvic ring)」という強固な構造を作り、脊柱(背骨)と下肢(足)をつなぎます。
骨盤の関節は次の3つ:
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仙腸関節(sacroiliac joint)
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恥骨結合(pubic symphysis)
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腰仙関節(lumbosacral joint)
このうち、可動性があるのは「仙腸関節」と「恥骨結合」です。
❌ 骨盤矯正という“医学用語”は存在しない
まず押さえておきたいのは、「骨盤矯正」という言葉は医学的に定義された用語ではないということ。
整形外科・理学療法・解剖学の教科書のどこを探しても、「骨盤矯正」という治療行為は存在しません。
医療従事者の間では、この言葉はむしろマーケティング用語や代替医療に属するとされています。
🔍 巷の「骨盤が○cm開いている」説はありえない
施術院の広告で「骨盤が3cm開いている」「骨盤の左右の高さが2cmずれている」といった主張を見かけますが、これは解剖学的・生理学的にありえません。
🧠 骨盤の関節はほとんど動かない
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仙腸関節の正常な可動域:
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回旋:約1〜3度
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平行移動:1mm前後
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恥骨結合の正常可動域:
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動きは1〜2mm、回旋は最大1度程度
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つまり、数センチも動くことは構造的に不可能です。
文献:
Vleeming A et al. (1992). The mobility of the sacroiliac joint in healthy subjects. Spine.
Goode A et al. (2021). Systematic review of sacroiliac joint motion and the effect of screw fixation. Spine.
🧪 では、骨盤は「矯正」できないのか?
ここからが本題です。骨盤の構造そのものを“数センチ”動かすような矯正は不可能です。
しかし、骨盤を構成する関節に微小な調整を加えることは可能であり、それは実際にオステオパシー(Osteopathy)やカイロプラクティックの分野で研究・臨床実践されています。
✅ 仙腸関節は機能的関節である
仙腸関節は可動域は狭いですが、「機能的関節(functional joint)」であり、以下の要因で機能不全が起こる可能性があります:
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筋肉のアンバランス(大腰筋、梨状筋、多裂筋)
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妊娠・出産による靭帯の弛緩
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長時間の座位や不良姿勢によるストレス
このような機能障害に対して、「骨盤の調整(pelvic adjustment)」が行われることがあります。
✅ オステオパシー・カイロプラクティックでの実践例
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High-Velocity Low-Amplitude(HVLA)テクニック:仙腸関節の機能障害に対して短時間で可動性を回復させる。
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Muscle Energy Technique(MET):筋収縮を利用して骨盤の位置を整える。
文献:
Fryer G et al. (2004). Somatic dysfunction – An osteopathic perspective. Int J Osteopath Med.
Snider KT et al. (2003). Palpatory accuracy in detecting sacroiliac joint dysfunction. J Am Osteopath Assoc.
🎯 結論:骨盤は「調整」できるが「矯正」はできない
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「骨盤矯正」は医学的用語ではなく、広告的・民間的な概念。
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骨盤の構造を数cm動かすことは物理的に不可能。
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しかし、微細な可動性を持つ関節を調整し、機能を回復させることは可能。
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それは理学療法・カイロプラクティック・オステオパシーなどの分野で、科学的に裏付けされた手技として存在している。
📚 参考文献リンク集
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Systematic review of sacroiliac joint motion and the effect of screw fixation
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Palpatory accuracy in detecting sacroiliac joint dysfunction
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骨盤矯正は本当にできるのか?
〜医学的根拠から考える「骨盤の動き」と真実〜
「骨盤矯正で体のゆがみを整えましょう」「開いた骨盤を引き締めて産後の体型を戻します」——こういったフレーズ、街中やSNSでよく見かけませんか?
でも、こうした「骨盤矯正」という言葉に、本当に医学的な根拠があるのか? と疑問に感じたことはないでしょうか。
今回はこのテーマに正面から向き合い、「骨盤矯正は本当に可能なのか?」を科学的に検証していきます。

骨盤矯正は可能なのか?
✅ そもそも骨盤とは?
骨盤(pelvis)は、私たちの体幹と下肢(脚)をつなぐ重要な骨格構造です。具体的には以下の骨から構成されます:
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寛骨(左右1対の腸骨・坐骨・恥骨)
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仙骨(背骨の一部)
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尾骨
これらが連結して「骨盤環(pelvic ring)」と呼ばれる強固な構造を作り、姿勢の安定や内臓の支持に重要な役割を果たします。
❌ 「骨盤矯正」は医学用語ではない
まず大前提として知っておいていただきたいのは、「骨盤矯正」という言葉は医学的には存在しないという事実です。
整形外科、理学療法、リハビリテーション医学などの分野で、「骨盤矯正」という診断名や治療法は正式には存在していません。
この言葉は、主に整体・美容業界や民間療法で用いられているマーケティング用語にすぎません。
💡 では、骨盤は本当に「動かない」のか?
「骨盤は構造的に強固なので動かない」という意見もよく聞かれます。しかし、これは一部正しく、一部は誤解です。
骨盤の中には**ごくわずかながら「動く関節」**が存在します。
🔎 骨盤にある主な関節:
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仙腸関節(Sacroiliac Joint)
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恥骨結合(Pubic Symphysis)
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(補足:腰仙関節も骨盤に隣接します)
これらの関節には非常に小さな動きが存在し、妊娠・出産・外傷・筋肉のアンバランスなどによって、その動きが変化することがあるのです。
📚 科学的エビデンス:仙腸関節と恥骨結合は動く
✅ 仙腸関節は本当に動くのか?
結論:わずかに動きます(正常な範囲で1〜3度)
文献:
Vleeming et al. (1992) によると、健常成人における仙腸関節の回旋運動は 平均で1〜3度、平行移動は 1mm未満と報告されています。出典:
Vleeming A, et al. The mobility of the sacroiliac joint in healthy subjects. Spine. 1992.
また、2021年のシステマティックレビューでは、固定術を受けた患者ではこの可動性が失われることが臨床的に確認されており、正常な関節において可動性が存在することを裏付けています。
出典:
Goode A, et al. (2021). Systematic review of sacroiliac joint motion and the effect of screw fixation. Spine.
✅ 恥骨結合もごくわずかに可動性がある
恥骨結合は線維軟骨で構成され、通常1〜2mm程度の微小な滑走運動や変形が起こるとされています。
特に妊娠中や産後には**ホルモン(リラキシン)**の影響で靭帯が緩み、この関節の可動性が一時的に増加します。
出典:
Becker I, et al. (2010). The adult human pubic symphysis: a systematic review. J Anat.
⚠️ 「骨盤が3cm開いている」という主張は嘘?
一部の整体院や美容サロンでは「骨盤が左右に○cm開いています」と説明されることがありますが、これは科学的に完全に誤りです。
仙腸関節や恥骨結合の可動域はせいぜい1〜2mm、1〜3度程度の回旋しかありません。数センチ単位で開閉することは物理的に不可能です。
✅ では、骨盤の「調整」は可能なのか?
ここが重要なポイントです。
🩺 骨盤の「調整」はできる
オステオパシーやカイロプラクティック、理学療法の分野では、微小な骨盤の関節の機能障害(動きの低下)に対して手技的アプローチが実践されています。
主な技法の例:
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HVLA(High Velocity Low Amplitude)
関節に高速で小振幅の刺激を与えるカイロ的手技。 -
Muscle Energy Technique(MET)
筋肉の等尺性収縮を利用して関節可動性を回復させるオステオパシーの技法。
その他さまざまなテクニックを用いて骨盤自体の傾きなどを解消することが可能です。
文献:
Fryer G, et al. (2004). Somatic dysfunction – An osteopathic perspective. Int J Osteopath Med.
Snider KT, et al. (2003). Palpatory accuracy in detecting sacroiliac joint dysfunction. J Am Osteopath Assoc.
🎯 結論:骨盤矯正の真実
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「骨盤矯正」は医学用語ではなく、民間的マーケティング表現。
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骨盤の関節が数cm単位で開閉することは構造上あり得ない。
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しかし、仙腸関節や恥骨結合にはごくわずかながら可動性が存在し、調整は可能。
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実際に、理学療法・カイロプラクティック・オステオパシーの分野では、骨盤機能障害に対する臨床アプローチが確立されている。
📖 参考文献リンク
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Vleeming A, et al. (1992). The mobility of the sacroiliac joint in healthy subjects
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Goode A, et al. (2021). Systematic review of sacroiliac joint motion and the effect of screw fixation
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Fryer G, et al. (2004). Somatic dysfunction – An osteopathic perspective
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Snider KT, et al. (2003). Palpatory accuracy in detecting sacroiliac joint dysfunction
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Becker I, et al. (2010). The adult human pubic symphysis: a systematic review